オブジェクトを駆除できない場合
ファイルが破損していて、悪性コードを削除してもファイルの完全性を復元できないなど、悪意のあるオブジェクトを駆除できない場合があります。トロイの木馬など、いくつかの種類の危険なオブジェクトでは、処理を実行できない場合があります。こうした場合、通知ウィンドウが表示されます。
通知ウィンドウには、次の情報が表示されます。
- 脅威の説明
- ウイルス百科事典(www.viruslistjp.com)に記載されている脅威の種類と悪意のあるオブジェクトの名前
悪意のあるオブジェクトの横に表示される をクリックすると、オブジェクトに関する情報のウィンドウが表示されます。このウィンドウで viruslistjp.com をクリックすると、ウイルス百科事典のWebサイトにアクセスして、そのオブジェクトがもたらす脅威に関する詳細情報を取得できます。
- 悪意のあるオブジェクトのファイル名とパス
オブジェクトに対する処理として、次のいずれかを選択します。
- 削除 – 悪意のあるオブジェクトを削除します。削除の前に、オブジェクトの復元や感染方法の確認が必要になった場合に備え、オブジェクトのバックアップコピーが作成されます。
- 無視/禁止 – オブジェクトへのアクセスを禁止します。オブジェクトに対する処理は実行せず、それに関する情報をレポートに記録します。
レポート画面で、無視されたオブジェクトを処理できます。ただし、メールで検出されたオブジェクトの処理は延期できません。
選択した処理を、現在の保護機能セッションまたはタスクで検出された同じステータスを持つすべてのオブジェクトに適用するには、[常に選択する]を にします。現在の保護機能セッションとは、保護機能が起動してから、その保護機能が無効化されるか、Kasperskyが再起動されるまでの時間、またはスキャンの開始から完了までの時間のことです。