悪意のあるオブジェクトが検出された場合
ファイルアンチウイルス、メールアンチウイルス、スキャンによって悪性コードが検出された場合、通知ウィンドウが表示されます。
通知ウィンドウには、次の情報が表示されます。
- 脅威の説明
- ウイルス百科事典(www.viruslistjp.com)に記載されている脅威の種類と悪意のあるオブジェクトの名前
悪意のあるオブジェクト名の横に表示される をクリックすると、検出された悪性コードを含むオブジェクトに関する情報のウィンドウが表示されます。このウィンドウで viruslistjp.com をクリックすると、ウイルス百科事典のWebサイトにアクセスして、そのオブジェクトがもたらす脅威に関する詳細情報を確認できます。
- 悪意のあるオブジェクトのファイル名とパス
オブジェクトに対する処理として、次のいずれかを選択します。
- 駆除 – 悪意のあるオブジェクトの駆除を試みます。検出された脅威が既知の場合に選択できる処理で、オブジェクトの感染駆除が可能になります。
処理の前に、オブジェクトの復元や感染方法の確認が必要になった場合に備え、オブジェクトのバックアップコピーが作成されます。
- 隔離 – オブジェクトを隔離とバックアップフォルダーに移動して、コンピューターに脅威が及ばないようにします。検出された脅威が未知で、既存の駆除方法を適用できない場合に選択できる処理です。
隔離とバックアップフォルダーへ移動したオブジェクトをあとからスキャンした結果、オブジェクトのステータスが変更されることがあります。例えば、更新された定義データベースを使用してオブジェクトが感染したと判断され、処理される場合があります。それ以外の場合、オブジェクトは感染していないと認識され、復元されます。
手動で隔離とバックアップフォルダーへ移動したファイルが、そのあとのスキャンで感染していないことが判明した場合、ファイルのステータスは、スキャンのあとすぐには変更されません。ステータスが変更されるのは、ファイルを隔離してから一定の期間(少なくとも3日)が経過したあとにスキャンされた場合だけです。
- 削除 – 悪意のあるオブジェクトを削除します。削除の前に、オブジェクトの復元や感染方法の確認が必要になった場合に備え、オブジェクトのバックアップコピーが作成されます。
レポート画面で、無視されたオブジェクトを処理できます。ただし、メールで検出されたオブジェクトの処理は延期できません。
- オブジェクトへのアクセスを禁止します。オブジェクトに対する処理は実行せず、それに関する情報をレポートに記録します。
選択した処理を、現在の保護機能セッションやタスクで検出された同じステータスを持つすべてのオブジェクトに適用するには、[常に選択する]を にします。現在の保護機能セッションとは、保護機能が起動してから、その保護機能が無効化されるか、Kasperskyが再起動されるまでの時間、またはスキャンの開始から完了までの時間のことです。